バイエルン州の森林内自然保護戦略
ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州が策定した「古木・枯死木コンセプト」は、国有林全体として、ハビタット木・枯死木を増やしていくものでした。一方バイエルン州の施策は、森林をゾーニングして、価値のある林分を重…
ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州が策定した「古木・枯死木コンセプト」は、国有林全体として、ハビタット木・枯死木を増やしていくものでした。一方バイエルン州の施策は、森林をゾーニングして、価値のある林分を重…
ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州では、2010年に古木・枯死木コンセプトが施行されました。国有林でこの施策が開始されてから数年経過しましたが、この間、どのような変化はあったのでしょうか。 古木・枯死木コ…
林業を行っている人工林においても、生物多様性を守るために枯死木の存在が重要になっています。安全で確実に枯死木を増加させるためには、それに対する政策や指針が欠かせません。 ドイツ各州の枯死木増加プログラム 上…
近自然林業の実施において、枯死木、老木は生物多様性に貢献するとても重要な要素です。従来の林業では排除されてきたこれらの要素に、一体どのような価値があるのでしょうか。 天然林と人工林の違い 図は天然林と人工林…
近自然林業は、森林のエコシステムを維持・観察し、自然のプロセスを利用する林業です。ドイツでは90年代頃から州有林などにおいて取り入れられました。しかし、近自然林業を行うために、具体的にはどのような施行をすれ…
2011年に策定されたドイツの森林戦略2020。今回は造林に関する項目を見てみます。 造林 現況 ドイツという国は、多くの人間が国中に暮しながらも、EUのなかで最も森林が豊富な国のひとつである。国土に占める…
2011年に策定されたドイツの森林戦略2020。今回は生物多様性と森林保全に関する項目を見てみます。 生物多様性と森林保全 現況 もし人間の影響がなければ、ドイツの国土のほとんどは森で覆われているはずであっ…
人が森に望む機能は様々です。多様性、多機能性を重視するドイツの森においても全ての人々の要求に答えることはなかなか困難です。連邦森林在庫調査の結果、ドイツの森の近自然化が進んでいることが分かりましたが、その結…
広葉樹の割合が増えつつあるドイツの森林。針葉樹一斉林からの針広混交化、複層林化は森の構造を豊かにし、リスクに強い森になります。近年の近自然林業推進によって、多様性が高まるドイツの森の姿が連邦森林在庫調査で確…
日本の林業を語る上でよく比較をされるのがドイツ林業。しかし、歴史や文化や環境が違う日本の森とドイツの森ではだいぶ様子が異なっています。では、現在のドイツの森の様子はどのようになっているのでしょうか? 全国一…
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