ニーダ―ザクセン州の近自然林業
ドイツの中央部から北西部に位置するニーダ―ザクセン州。ニーダ―ザクセン州の国有林では、1991年に近自然林業の13の原則が定められ、現在でもそれに沿った林業の施業が行われています。 ニーダ―ザクセン州の近自…
ドイツの中央部から北西部に位置するニーダ―ザクセン州。ニーダ―ザクセン州の国有林では、1991年に近自然林業の13の原則が定められ、現在でもそれに沿った林業の施業が行われています。 ニーダ―ザクセン州の近自…
30年に渡って近自然林業を行っているというバイエルン州の国有林ですが、州の林業公法人企業が新たに「バイエルン州林業公法人企業の造林原則」において、近自然林業の基本施業方針をまとめました。 近自然林業の特徴 …
ドイツの森といえば、黒い森のような針葉樹林をイメージするでしょうか?本来のドイツの森は、明るいブナの森です。過去に針葉樹の拡大のために縮小したブナ林が、再度広がってきました。 森の母と呼ばれるブナ もし人為…
ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州が策定した「古木・枯死木コンセプト」は、国有林全体として、ハビタット木・枯死木を増やしていくものでした。一方バイエルン州の施策は、森林をゾーニングして、価値のある林分を重…
ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州では、2010年に古木・枯死木コンセプトが施行されました。国有林でこの施策が開始されてから数年経過しましたが、この間、どのような変化はあったのでしょうか。 古木・枯死木コ…
林業を行っている人工林においても、生物多様性を守るために枯死木の存在が重要になっています。安全で確実に枯死木を増加させるためには、それに対する政策や指針が欠かせません。 ドイツ各州の枯死木増加プログラム 上…
近自然林業の実施において、枯死木、老木は生物多様性に貢献するとても重要な要素です。従来の林業では排除されてきたこれらの要素に、一体どのような価値があるのでしょうか。 天然林と人工林の違い 図は天然林と人工林…
近自然林業は、森林のエコシステムを維持・観察し、自然のプロセスを利用する林業です。ドイツでは90年代頃から州有林などにおいて取り入れられました。しかし、近自然林業を行うために、具体的にはどのような施行をすれ…
複数回にわたり、ドイツの森林戦略2020を紹介してきましたが、今回は各項目に関するドイツの森林・林業の背景を簡単に補足していきたいと思います。 ドイツにおける森林戦略2020(気候変動) 実際にドイツ(ヨー…
2011年に策定されたドイツの森林戦略2020。今回は教育・広報・研究に関する項目を見てみます。 教育・広報・研究 現況 ドイツには、持続可能な林業の複雑な課題や要求に対応するフォレスター(森林官)を高い水…
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